【4】ダイアモンドの4C(カラーについて)

Diamond雑学

ダイアモンドや貴金属(金・銀・プラチナ)の硬さを調べていて
参考になるブログを発見。保存用に引用します。
引用に問題があれば削除します。

※個人的に参考になったのは
【7】指輪の地金の物理的性質 です。

ダイアモンドのカラーについて1

ダイアモンドのカラーについて2

 

カラーは、その名の通りダイヤの色を表します。
ダイヤの色は透明が最も良いとされていて、そこから段々と黄色くなるに連れて、写真に示したようにカラーグレードは E、F、G …と下がっていきます。また、色を評価するときに、気にしなければならないことに蛍光性があります。この蛍光性の情報は、鑑定書の中に記載されています。

蛍光性とは、ダイヤモンド内の電子が紫外線吸って一時的に準位を上げて、この準位から通常のエネルギーに戻る際に、遷移放射という光を放出する効果です。これはダイヤモンドの性質上必ず起こる現象です。一般に、この遷移放射によって放出される光りの色は青から紫の色が多く、自然界では紫外線が飛び回っているので、常に光を放出しています。幾つかの蛍光性のダイヤモンドの自然光の中と、ブラックライトの状態での写真を載せました。蛍光性が無いと判断されたダイヤモンドでも、ブラックライトの中では光を発しています。

しかし、この蛍光性の強弱でダイヤモンドの値段が変わってきます。その理由は、ダイヤモンドの色は普通の昼光下で色の等級付けがされるので、昼光の中に含まれる紫外線により、黄色みが誤魔化されてカラーの評価に影響を与えるからです。その結果、綺麗なカラーと言われたダイヤが、実は太陽が全く当たらないところでは、黄色かったなどということがあるからです。

このため、カラーグレードが高いダイヤモンドほど蛍光性が強いと安くなり、カラーグレードが低いダイヤだと、蛍光性のために黄色みが誤魔化せると、逆に高くなる場合もあります。

個人的には、この蛍光性は、ダイヤモンドの性質上、多少なりとも現れるものなので、蛍光性があるから質が悪いとか、質が良いとかは言えないと思っています。ブラックライトの下で青く輝くダイヤモンドは綺麗だし…。しかし、ダイヤモンドの価値に影響しないと謳っている業者にはどうなのかなと思ってしまいます。蛍光性が良い悪いは別にして、値段には確実に影響しています。特に、良い石であればあるほど、値段への影響は大きいです。

話をカラーの評価に戻すと…
カラーグレードの評価は方法と表記は万国共通で、マスターストーンと呼ばれる色見本と比較して鑑定されます。アメリカのホームページにあったマスターストーンの透過率のスペクトル分布を示しました。カラーグレードが落ちて黄色くなると言うことは、光の短波長側(紫色)の透過率が低くなることを意味します。このように、色のグレードが落ちるということは、単にジッと見たときに黄色く感じるだけではなくて、ダイヤモンドの光の反射に関しても、全体的な透過率が落ちて光が鈍くなる効果と、短波長側の透過率が著しく落ちるので、虹色効果が著しく減少する2つの影響がでます。

また、ここで気をつけないといけないのは、ダイヤモンドの色は、カラット数に関わらず、マスターストーンとの比較によって決められると言うことです。ここで言いたいことは、カラット数が大きければ、それだけ光がダイヤモンド内を進む距離が長くなるので、同じ色だとしても、材質としての透明度は高いと言うことになります。

上の下図は、あるマスターストーンの透過率の波長依存性を調べた結果らしいです。図の 400nm 前後の波長の透過率を見ると、Eカラーでは 80% 程度が透過して、H カラーでは 50% 程度の透過率になっています。このような色のグレードの違いによる 400nm 付近の透過率を比べると、1ランクグレードが落ちると、透過率は 0.85倍程度になっていることが分かると思います。

「ダイヤモンドのカラット」のところで、カラットが2倍になると、直径が 1.26倍になるという説明をしましたが、これはダイヤモンド内を通過する距離も 1.26倍に増加することを意味しています。つまり、ダイヤモンドを半分のカラット数になるまで小さく削ると、光がダイヤモンドの中を通過する距離が 1/1.26 = 0.8倍だけ短くなるので、カラーグレードが 1.5ランク上がります。

つまり、1.0カラットで H カラーのダイヤモンドを 0.5カラットまで小さく削ると、そのダイヤモンドの色は F または G カラーになります。更に、0.3カラットまで削ると E または F カラーになります。

ホームページを見ていると、小さくても色が綺麗なダイヤが良いと言う人が居ますが、カラーグレードが低いとバカにしていたダイヤモンドのほうが、実は物質としての透明度は高い場合もあります。色のグレードを上げるために、わざわざ大きいダイヤを小さく削らないですよね。その理由は、大きいダイヤは単に希少だと言うだけではなく、G カラー、H カラーと言っても1カラットあれば、材質的には 0.3カラットの Eカラーと変わらない材質なんです。大きくて質の悪い… どんでもない誤解である場合もあるので、ご注意を!

ただ、もう一つ言っておきたいことは、色を拘るときに、Eカラー以降は、マスターストーンと比較できる… 即ち、色を認められたものです。しかし、Dカラーは、Eカラーよりも透明なダイヤモンドで、どの程度透明かを判断できなかったダイヤモンドです。なので、同じ Eカラーのダイヤモンドを比べたとしたら、カラット数が大きい方が、材質としての透明度は高いと言えますが、Dカラーのダイヤモンドは、大きいからと言って材質も良いとは言い切れません。

小さくても質の良いダイヤと言う場合に、線引きをカラーレスと言われる F と G の間でする人が多いですが、物理的な関知からは、D と E の間に大きな差があります。Eカラー以下だと、倍の大きさになったらカラーは1.5ランク落ちる材質でしかありません。Dカラーは、実は倍になっても、まだ Dカラーかも知れません。とは言え、実際にDカラーと言っても、どの程度の質の材質か判断不能という意味で、実際は Eカラーに限りなく近いものもある訳で、そんなに良い材質でないかも知れないですが…。更に、この程度の違いは、ダイヤモンドの輝きに影響するものではないので、気持ちの問題ですが…。

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